お世話になります。
ベトナムでは、ベトナム労働傷病兵社会省の外局である海外労働局が海外労働派遣の行政事務を取り扱っています。
海外労働局より先ごろ発表された統計によると、2015年1月から11月までに海外へ送り出した労働者数は約11万人、対前年同期比10.6%の増加でした。11月単月では9837人、うち2646人が日本へ派遣されています(台湾約5300人に次いで二番目に多い人数です)。
日本で外国人技能実習生を支援している団体は公益財団法人国際研修協力機構ですが、先日の当機構発表では、2015年1月から8月までの技能実習1号(入国一年目の実習生)は34,940人、対前年比9.7%増、技能実習2号移行申請者(一年目を終え、二年目へと移る申請を行った実習生)は28,474人、対前年比で23.7%の増加率でした。技能実習1号では前年と比べ最も増加しているのがベトナム人実習生(11,618人)、伸び率は62.4%であり、続くタイ27.7%増、フィリピン23.4%増を大きく引き離す結果を示しています。2号へ移行する申請を出した数を見ても前年度比で大幅伸率を示したのはベトナム人の92%でした。全体の職種別では建設関係が大きく伸びており(66.8%増)、続いて食料品製造関係(28.7%増)、全体的な性別伸び率では男性の数が増大しています。
12月3日付け日経新聞では、小売りや建設など人手不足が深刻化する業種企業における積極的な外国人採用に関する記事が掲載されていました。
まだ日本語が不慣れな外国人留学生アルバイトの起用に踏み切る企業があるなか、やはり注目は今年4月に制度拡充の動きがあった技能実習生。今年4月には「総菜製造業(作業:総菜加工)」と「牛豚食肉処理加工業(作業:牛豚部分肉製造)」、「校種農業(作業:果樹)」が技能実習の対象職種に加わったことによりさらに受け入れの幅が広がりました。
2015年4月1日現在、技能実習2号移行対象職種(2年目以降も実習が継続できる職種)として農業、漁業、建設、食品製造、繊維・衣服、機械・金属の計6業種+その他を含め、合計71職種130作業が定められています。
弊社はベトナム認定送出し機関Getracoの業務アシストを行っており、弊社のクライアントである水産事業者様を始め、建設業、機械・金属、畜産農業等、幅広い職種への送り出しのお手伝いをしております。
自社でベトナム人実習生のお受け入れをお考えの企業の皆様、また監理団体の皆様、お受け入れに関するご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
※追記:2015年12月28日現在、技能実習2号対象職種は合計72職種131作業となっています。
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